馬追蒸溜所の誕生です

馬追蒸溜所の誕生です

北海道長沼町の馬追丘陵に位置し、かつて「日本一小さなワイナリー」とも言われた「マオイワイナリー」が、2022年5月「馬追蒸溜所」として生まれ変わりました。世界に唯一の希少ヤマブドウ系品種の個性的なワインのほか、今後は欧州系ブドウと最新の醸造機器で造るスペシャリティーワイン、スコットランド・フォーサイス社製の1,000L級蒸留器を用いた北海道産ウイスキー、地域の果実を使ったフルーツブランデー等を、長沼町から世界に向けてお届けしてまいります。

新商品 MAOI First Wine 発売

新商品 MAOI First Wine 発売

2022年9月1日(木)正午よりMAOI First Wine の下記4アイテムを当オンラインショップにて販売開始いたします。
※各商品500~100本以下の少量生産のため在庫がなくなり次第、終了とさせていただきます。
・MAOI ヒマラヤ&ヤマブドウ 2021(生産数100本)
 長沼町自社畑産のヒマラヤとヤマブドウを混醸。
・MAOI ヤマソービニオン 2021(生産数90本)
 長沼町自社畑産のヤマソービニオンを100%使用
・MAOI ツヴァイゲルトレーベ 2021(生産数450本)
 余市町「シリパの丘農園」のツヴァイゲルトレーベを100%使用
・MAOI メルロー2021(生産数150本)
 余市町「シリパの丘農園」のメルローを100%使用
お取り扱い開始日はオンラインショップと実店舗で異なりますのでご了承くださいませ。
オンラインショップ
2022年9月1日(木) 正午より
馬追蒸溜所 直売所
2022年9月3日(土) 13時開店より

第5回エチケットアートアワード・グランプリが決定

下村句里子さんの作品『存在の午後』がグランプリを受賞。

馬追蒸溜所エチケットアートアワードにおいて、下村句里子さんの作品『存在の午後』がグランプリに輝きました。
グランプリ及び佳作は以下の通りです(敬称略・50音順)。

【グランプリ】
『存在の午後』 制作:2020年
下村 句里子

【佳作】
『untitled』 制作:2022年
笠見 康大

『愛だけ残る』 制作:2020年
高橋 弘子

下村句里子さんの作品『存在の午後』は、今後発売のワイン「マオイ キャンベル」のエチケット(ラベル)として採用し全国に出荷される予定です。
また、作品は、ワイナリー来場者に鑑賞してもらえるようにワイナリー内に展示する予定です。
表彰式は、4月29日に「紅櫻蒸溜所4周年記念フェス」が開催される紅櫻公園(札幌市澄川)にておこなわれます。

 

【グランプリ作者プロフィール】

下村 句里子
明治学院大学文学部芸術学科で日本東洋美術史を専攻する。
出版社で編集・文筆などに従事。
機を得て武蔵野美術大学に在籍、長年の希望だった日本画を学ぶ。
途中、渡米、Herron School of Art and Designで市民に交わり人体クロッキーなどを研鑽(Outstanding Student Award 受賞)。
帰国後、親戚の画廊勤務を経て北海道へ。

2017 越後湯沢全国童画展佳作 / ふるさとの風景展入選
2018 アートムーブコンクール入選 / サムホール展福井入選 / ふるさとの風景展入選
2019 アートムーブコンクール入選 / ふるさとの風景展入選
2020 アートムーブコンクール入選 / CAI現代芸術研究所アートスクール
2021 CAI現代芸術研究所アートスクール卒業制作展 / グループ展ギャラリー犬養

グランプリ 『存在の午後』 下村 句里子

【作品コンセプト】

ゆっくりと動く、風になびく、鉢植えの草。アスファルトの下には、おなじ匂いがする。軒下の時計は、ただ揺れて、揺れて。主の帰りを待つ自転車は、ざわめきの中でひっそりと、光溢れる午後をしのばせる。


佳作賞 『untitled』 笠見 康大

佳作賞 『愛だけ残る』 高橋 弘子

【選考委員からのコメント】

■工藤“ワビ”良平(デザ院株式会社 代表取締役)

例年に比べ作品数は少なかったのですが、それぞれに興味深く心に残る作品ばかりでした。私の職業柄、審査上で大切にしているのは、アートとしてだけではなく、選ばれた後にエチケットのデザインとしてふさわしい題材であるか、という点です。最終選考に残った3名の作品は、アートとしてもエチケットとしても、その魅力を存分に発揮するであろうものばかりでした。よって、グランプリの決定に時間を要したのは言うまでもありません。
下村さん、おめでとうございます!

■端 聡 (アーティスト/CAI現代芸術研究所代表)

コロナ等の影響により募集期間が例年と異なった点から今年の応募作品は多少すくなかった。ただし集まった作品は優れているものが多く今回も審査には時間を要した。
佳作となった笠見、高橋の作品も共に優れた作品であったが、ワインエチケットに想定した場合、今回グランプリになった下村の作品が頭一つ出た感だ。
そのグランプリ作品だが、具象とも抽象ともはっきりは言えない作風であり、どちらの方向から観ても興味深い作品と言えよう。コンセプトを見る限り具体的なモチーフはあるようだが、モチーフの輪郭を表す曖昧な黒い線は良い意味で空間を遊び、作者の感性と筆が一体化していることが伺える。また日本画の岩絵具、顔料の細かな物質感が作品全体の完成度を高めている。

■選考委員 寺田英司(MAOI株式会社 代表取締役)

コロナ禍の中でも多数の応募作があり感謝しかありません。選考においては、3作品までは絞り込まれたもののグランプリ作品を選ぶことについては、3人の選者ともに悩みました。
その中で私は、作品のタイトルやコンセプトにも惹かれてグランプリ作品を選ばせてもらいました。
下村さんの作品のタイトルは『存在の午後』というもので、鉢植えや時計や自転車が描かれているそうです。どれがそれなのか考えながらワインを飲むのも素敵な時間になるのではとも思いました。